広島県で24日、新たに98人の新型コロナウイルス感染が確認された。広島市77人、呉市5人、福山市4人など。また広島市は、入院していた感染者1人が23日に死亡したと発表。県内の死者は計20人となった。

 広島市の77人は10歳未満〜80代。うち50〜80代の4人が中等症。高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、70〜90代の入所者6人が感染した。市内のクラスターは25件目。市立高の10代の生徒1人の感染も分かった。

 この日、記者会見した阪谷幸春・保健医療担当局長は家庭内感染が増えていると強調。自宅待機中の患者は約600人に上り、広島県と連携して宿泊療養施設の確保に取り組んでいるとした。

 呉市の5人は30〜40代で、うち40代の1人は海上自衛隊江田島地区所属の陸上勤務の隊員。福山市の4人のうち1人は、国立病院機構福山医療センターの60代入院患者。一連のクラスターは計7人となった。残る3人は寺岡記念病院の50代と70代の入院患者と、50代委託業者。一連のクラスターは計64人となった。この他は、廿日市市、府中町、世羅町各3人▽東広島市2人▽府中市1人。

 また広島地裁はこの日、50代の事務官男性1人の感染を発表。神戸税関も、広島税関支署(南区)に勤務する同市の40代職員1人の感染を発表した。
中国新聞社

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