大阪府の吉村洋文知事(45)が25日、府庁で開かれた新型コロナウイルス対策本部会議後に囲み会見に応じ、
12月29日までとなっていた大阪市内の酒を提供する飲食店への時短要請について、来年1月11日まで延長することを明らかにした。

吉村知事は、府内の感染状況について「感染の大きな山は抑えつつあるが、医療体制が非常にひっ迫しているので時短要請を継続せざるを得ない」
とし、再延長の理由を説明した。

府は11月27日、同市北区、中央区の酒類を提供する飲食店の営業時間を午後9時までにするよう要請。
12月16日からは、対象を同市内全域に拡大し、同月29日まで延長していた。

要請に応じた飲食店には、府と同市合わせた協力金72万円を支給する。

吉村知事は府民に向けて「ステイホームに務めていただきたい。年末年始は、家にちぢこまっていてください」と、
大阪弁を交えてメッセージを発した。

忘年会・新年会や帰省を自粛し、主催者のいない自然発生的なカウントダウンイベントへの参加を控えるよう求めた。


初詣に関しては「できるだけ密を避け、時期を分散してほしい」とお願い。
成人式の開催については「一生に一度のイベント。飲食を伴うものではない」として
各市町村の判断にゆだねるとしたが、式後の懇親会については自粛を呼びかけた。
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/12/25/0013964326.shtml