産科医療機関でつくる「あんしん母と子の産婦人科連絡協議会」(本部・埼玉県)が、18歳以下の女性を対象に、無料で相談や初診を受け付ける事業を始めた。

 全国20の医療機関が参加する。予期せぬ妊娠をした中高生らを保護し、乳幼児の虐待死を防ぐ狙いだ。

 厚生労働省によると、2018年度に虐待で死亡した18歳未満の子どもは、全国で54人(心中以外)に上った。未成年の母親が加害者になったケースが4例あり、同省の専門委員会は「養育能力が足りない10歳代の妊娠は、虐待リスクが高くなる一因」と指摘している。協議会によると、妊娠が中高生の場合、誰にも相談できず孤立を深めたり、初診料を払えずに医療機関を受診しなかったりするケースもあるという。

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