※NHK
中国のGDP=国内総生産の規模が2028年にはアメリカを上回って世界1位になるという予測をイギリスの民間の調査機関がまとめました。

アメリカ経済が新型コロナウイルスの感染拡大の深刻な影響を受ける一方、中国経済が回復していることが主な要因だと分析しています。

これは、イギリスの民間調査機関が世界193の国や地域のGDP=国内総生産について、2035年までの長期的な推移を予測したもので、26日に発表しました。

それによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことしの世界全体のGDPの伸び率はマイナス4.4%に落ち込むと予測しています。

ただ、こうした中でも、中国については、GDPの伸び率をプラス2%と予測していて、欧米の主要国がマイナス成長に陥る見通しとなる中でもプラス成長を維持するとみています。

これは、中国がアメリカやヨーロッパと比べて感染の抑え込みに成功し、いち早く回復しているためだと指摘していて、2028年には中国のGDPの規模がアメリカを上回り世界1位になると予測しています。

前回の予測では、中国のGDPがアメリカを追い越すのは2033年としていましたが、5年早まった形です。

一方、日本についても感染拡大の影響は深刻だとして、ことしのGDPの伸び率はマイナス5.5%に落ち込むと予測しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201227/K10012786851_2012271216_2012271219_01_03.jpg
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2020年12月27日 12時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201227/k10012786851000.html