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 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの医薬品に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、同社は28日までに、健康被害の確認が計216件になったとウェブサイトで明らかにした。同社によると、服用者には意識障害や、めまいといった症状がみられ、同日までの集計で車など運転中の事故が23件起きている。

 小林化工では、経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」の製造過程で混入があったとして自主回収を始め、今月21〜22日には厚生労働省などが立ち入り調査を実施。その後、出荷前の試験で検証が不十分な製品が新たに見つかり、追加で計16製品も回収を発表した。