中国生物技術(CNBG)が開発している2つの新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンのうち1つが
臨床試験で79.3%の有効性を示し、一般使用に向けた認可を申請することが可能になった。

このワクチンは中国ではすでに緊急使用が認められている。

CNBGを傘下に置く中国医薬集団(シノファーム)の子会社、北京生物製品研究所のウェブサイトに掲載された資料によれば、
臨床試験第3相の暫定データでこのワクチンが安全で、臨床試験で接種を受けた全員に高水準の抗体ができたことが示された。

米当局が定めている緊急使用許可の最低基準は有効性50%だが、
米モデルナや米ファイザーが最新の「メッセンジャーRNA」テクノロジーを用いてそれぞれ開発したワクチンは
大規模な臨床試験で90%を大きく超える水準を達成した。

CNBGのワクチンはアラブ首長国連邦(UAE)で行われた臨床試験で86%の予防効果を示しており、30日発表された数値はこれを下回る。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-30/QM4ZA7DWLU7C01