流山市江戸川台東３の住宅で１２月３１日午後８時半すぎ、女性の声で「救急車をお願いします」と１１０番通報があった。県警によると、住宅の１階で７０代と４０代とみられる女性２人が刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。この家の住人とみられる３０代ぐらいの男が近くの交番に「包丁で母と姉を刺した」と出頭してきたため、県警は男が２人を殺害したとみて調べている。

　流山署によると、男は両親と祖母との４人暮らし。姉は別居していたが、同日は家に来ていたらしい。同署員が駆け付けた際に現場からいなくなっていた男を探していたところ、約２時間半後の同１１時ごろ、同署江戸川台交番に出頭してきた。当時、血の付いた包丁を持っていたという。

　男は首と右手首を負傷しており入院した。同署は家庭内で何らかのトラブルがあった可能性も視野に、殺人の容疑で調べるとともに、男の回復を待って事情を聴く。

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