MMT理論を採用するとハイパーインフレに発展する危険性があるとの指摘があるが、
その危険性はインフレターゲットに上限を設定することによって回避できる。

経済アナリストの森永卓郎は
「範囲の上限を超えれば、逆に金利の引き上げ、資金供給の引き締めで物価上昇率を下げるように誘導する。
そのための目標圏の設定である」と指摘している
森永は「高めに出る消費者物価指数をインフレターゲットにする場合、ゼロを目標にはできない。
消費者物価指数の上昇率がゼロの場合、実際の物価上昇率はマイナスとなる。
1〜3%の物価上昇率を目指せば、実際には物価は変わらない或いは少しの上昇になる」と指摘している。