竹田市拝田原の大野竹田バス竹田営業所に所属する1台の路線バスが、全国のマニアに注目されている。
製造から30年以上たつ今も、山あいの集落をつなぐ現役車両。昭和に流行した角張ったデザインを見ようと、バスツアーが開かれるほどの人気ぶりだ。

 車種は1988年式日野自動車「レインボー」(55人乗り)。親会社の大分バス(大分市)から2015年4月に払い下げを受け、同営業所にある約20台で最も古い。
走行距離はメーターが一周し、121万キロを超えた。降車ボタンに描かれたネコの絵がレトロ感を演出する。

 同営業所によると、同型車両は全国的にも少ないという。
過去に大きな故障はなく、起伏のある細い山道も走ってきた。
整備場所や洗車場が公道から見え、毎週末にカメラを持ったマニアが訪れる。

 12月5日には、宮崎県延岡市からのバスツアーで、九州内外の20〜40代の男女20人が集まった。同営業所も協力し、竹田市中心部の城下町や久住高原に繰り出し、撮影会を実施。

 ツアーを企画した東京都町田市のバス運転手岩谷さんは「融雪剤が付着する厳しい環境で使用されながらも車体の傷みはほとんどなく、コンディションは良い。乗ると少年時代に戻れるような懐かしさを感じる」と喜んだ。

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