未来の半導体は「延びるダイヤモンド」でできているかもしれません。

1月1日に『Science』に掲載された論文によれば、ダイヤモンドにゴムのような延びる属性を与え、物性を変化させることに成功したとのこと。

機械的な引っ張りに対してダイヤモンドは最大で約1割(9.7%)もの延びを示すだけでなく、電気を通しやすくなっていることも判明しました。

砕けず曲がらず擦り減らないはずのダイヤモンドに、いったい何が起きたのでしょうか?

ナノレベルでの物性変化

通常、ダイヤモンドは砕けません。

しかし近年の微細加工技術の進歩により、ナノレベルの世界では、私たちが常識として考えている数々の物の性質が、違ってくることが明らかになってきました。

そこで研究者たちは、最も硬いとされているダイヤモンドの性質もナノレベルで調べることにしました。

具体的には、ダイヤを長さ1000nm(ナノメートル、1メートルの10億分の1の長さ)、幅300nmのナノサイズの棒に加工して、両側を掴んで引っ張ってみたのです。

もしダイヤモンドの性質がナノレベルの世界でも不変ならば、ダイヤモンドは延びたり曲がったりしないはずです。

しかし結果は意外なものになりました。


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https://nazology.net/archives/79020