色に対する感覚が正常とは異なる「色覚障碍(色覚異常/色覚多様性)」を持つ人は世界に3億人いると言われている。最近になって、かけるだけで色覚が矯正できる眼鏡が開発された。これにより色覚異常を持つ人は、今まで見ることのできなかった色のある世界を見ることができる。

 ある家族のもとに、この眼鏡が届いた。これまで、色の区別がつかない世界にいた男性オーピー・ヒューズさんが、初めて色のついた世界を見る瞬間を記録しようと、パートナーの女性アマンダ・セラフィニさんがカメラをもち、3人の子どもたちに色とりどりの服を着せ、彼が眼鏡をかける瞬間を撮影した。


 最初はふざけながら玄関で梱包されたメガネを取り出すオーピーさん。

だがそのメガネをかけた瞬間、驚きのあまり声を失った。

その感動に思わず娘を抱きしめる。

マジマジと息子の顔を見る彼。

 まるで魔法にかかったかのような世界を見たオーピーさんの感動は計り知れないものがあっただろう。今まで見ていた世界だけではなかったのだ。愛する家族たちが見ている別の世界もあったのだ。

 色覚異常にも様々な種類があるが、これらのうちでいちばん多く、問題になるのは先天赤緑異常で、こうした異常には、本人は気づかないままで、色覚検査などで初めて発見されることが多いという。


http://karapaia.com/archives/52191797.html

https://youtu.be/fTpCTDwjHZQ
https://i.imgur.com/nddaj0P.jpg
https://i.imgur.com/X9X8z7E.jpg