米民主党が6日、南部ジョージア州での連邦議会決選投票で2議席を獲得し、上院の主導権を奪還することが確実となり、
バイデン次期政権が目指す大型財政政策の実現に弾みがつきそうだ。

まずは、新型コロナウイルス追加経済対策で共和党に阻まれた、世帯への現金給付の増額を目指す。

米メディアによると、民主党は定数100の上院で50議席を確保。法案採決で割れた場合、副大統領が1票を投じるため、
閣僚ら主要人事で権限を握る。下院も多数派を維持したことで、法案を通しやすくなる。

上院民主党トップとなるシューマー院内総務は6日、「最初にしたいのは(1人最大)2000ドル(約21万円)の現金給付だ」と強調。

多数派だった共和党が追加対策で阻止した600ドルからの増額を真っ先に実現すると表明した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021010700842&;g=int