筆者はこのサイトにおいて、中立性という客観性を装うことに奔走してきた日本のジャーナリズムを批判し、「道徳的明快さ」の必要性を指摘してきた(「「道徳的明快さ」が求められるジャーナリズム:客観性、中立性よりも大切な価値から再出発せよ」や「バイデン擁護の偏向報道に喝:米国のジャーナリズムにみる「道徳的明快さ」不足」」を参照)。ここでは、この「道徳的明快さ」を教育現場にも適用し、「安倍晋三前首相が政治家にふさわしくない」と明確に教える必要性を説きたい。

 衆議院調査局の調べで、事実と異なる国会答弁を118回も繰り返してきた安倍が少なくとも道徳的にみて政治家として不適格だと教えることは何の問題もないはずだ(朝日新聞「「事実と異なる」答弁118回」を参照)。だが、いわゆる「政治的中立性」を要請する教育基本法を盾にして、教育現場での「道徳的明快さ」を求める動きに「待った」をかける人々がいるのはたしかだろう。それでも、安倍の嘘の問題は教育現場における絶好の材料であり、大手を振ってより多くの人々が「安倍のようにはなるな」とか、「安倍は政治家にふさわしくない」と教育してほしいと心から願っている。


以降ソースにて
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021010500003.html
「安倍晋三は政治家にふさわしくない」と学校で教える必要性
「道徳的明快さ」を教育現場にも
2021年01月07日


参考)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210104/k10012796091000.html
安倍前首相不起訴 “事実誤認あり不当” 検察審査会に申し立て 2021年1月4日

https://news.yahoo.co.jp/articles/cca9e753c5fe1ca520a382fcfd768170ad95b358
安倍氏 国会断言「総理大臣の答弁は全て責任伴う」→秘書がやりました 2020/12/26(土)

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6380458
安倍氏 説明責任を果たせた 2020/12/25(金)

https://www.news-postseven.com/archives/20200715_1577747.html?DETAIL
安倍政権、7年半の不祥事を振り返るとこんなにあった 2020.07.15

https://bunshun.jp/articles/-/19977
「都合の悪い真実を隠す」“お手盛り”安倍長期政権がもたらした数々の弊害 2020/01/03 文春

http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2019/12/01/post-2358.html
安倍首相"史上最長"を可能にした「検察の不正義」2019年12月1日号 サンデー毎日

以上