インドで新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることについて、専門家らは局地的な集団免疫や若年人口の多さが寄与しているとみている。4日付PTI通信が報じている。

 1日当たりの新規感染者は4日の午前8時時点で1万6504人となり、最多だった昨年9月16日(9万7894人)の6分の1程度にまで減少している。国立免疫学研究所のサティヤジト・ラト氏は拡大のペースが鈍化していることに関して、「人口が集中する都市の一部地域とその周辺に感染が急速に広がった結果、局地的な集団免疫が確立されたと考えられる」と指摘した。

 また、米国に本部のある疾病動向経済政策センターのラマナン・ラクシュミナラヤン氏は「インドの人口の65%を占める35歳以下の年齢層が伝染を鈍化させている」と分析した。

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