新型コロナウイルスによる死者が急増し、病院の遺体安置所が満員となっていることを受けて、
米カリフォルニア州は臨時の遺体安置所として使用するため、冷蔵トラック少なくとも166台を病院付近に配置した。

当局が7日、発表した。

同州では先週、州別で最多となる約2500人が新型コロナウイルスで死亡。
多くの病院の遺体安置所は満員となっている。

カリフォルニア州の感染の急拡大は以前から始まっていたが、感謝祭の集まりで拍車がかかった。
現在はクリスマスと新年の祝賀行事によるさらなる感染爆発に備えている。

冷凍トラックのほとんどは遺体安置を前提に設計されていないが、棚を設置したことで、収容可能な人数は少なくとも2倍になった。

新型ウイルスで15分に1人が死亡しているロサンゼルスでは今週、検視局を支援するため、州兵が派遣された。
検視局に隣接する駐車場にも、新たに臨時の遺体安置所が設置される予定だ。

現地紙ロサンゼルス・タイムズによると、遺体安置所や葬儀場がいっぱいとなり、新規受け入れを断られる事例も出始めている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3325199

新型コロナウイルスによる死者の遺体安置所として使用される冷蔵トラック。米カリフォルニア州イーストロサンゼルスで(2020年12月30日撮影)
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