https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210108/3050006780.html
平地でも警報級の大雪に

強い冬型の気圧配置の影響で、県内は断続的に強い雪が降り、短い時間で降雪量が多くなるおそれがあります。
10日にかけて平地でも警報級の大雪となるところがある見込みで、気象台は嶺北に大雪警報を出して大雪による交通への影響に警戒を呼びかけています。

気象台によりますと、北陸地方の上空、およそ1500メートルにマイナス12度からマイナス15度の強い寒気が流れ込んでいる影響で県内は断続的に強い雪が降り、冷え込みも強まっています。

午後5時までに観測された最低気温は大野市でマイナス4.5度、勝山市でマイナス4.4度、南越前町今庄でマイナス4.1度などと、県内10のすべての観測地点で、今シーズン最も低くなりました。

積雪も増え、午後5時現在、大野市九頭竜で1メートル35センチ、南越前町今庄で55センチ、福井市で48センチ、越前市で39センチなどとなっています。

また、福井市では午前11時までの6時間に24センチ、大野市では午前9時までの6時間に39センチの降雪が観測され、気象台は大野市と福井市に「顕著な大雪に関する福井県気象情報」を発表しました。

気象台は嶺北と奥越での大規模な交通障害の発生などに警戒を呼びかけています。

県内はこのあと9日にかけて断続的に強い雪が降り、短い時間で降雪量が多くなるおそれがあり、その後10日にかけて、山地に加えて平地でも警報級の大雪となる見込みです。
9日午後6時までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、奥越で90センチ、嶺北の山地で80センチ、嶺北の平地で50センチ、嶺南東部の山地で40センチ、嶺南東部の平地で30センチ、嶺南西部の山地で25センチ、嶺南西部の平地で20センチと予想されています。

また10日午後6時までの24時間では平地で20センチから40センチ、山地で30センチから50センチと予想され、その後も降雪量が多くなるところがある見込みです。
気象台は嶺北全域に大雪警報を出して大雪による交通への影響に警戒を呼びかけています。

また風雪による視界不良や着雪、なだれ、路面や水道管の凍結、高潮、また落雷、突風に注意を呼びかけています。

01月08日 19時40分 NHK