トランプ氏の核攻撃阻止を軍トップと協議 ペロシ氏が表明
AFP 2021年1月9日 5:27
https://www.afpbb.com/articles/-/3325340

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ナンシー・ペロシ米下院議長(左)と米国防総省のマーク・ミリー統合参謀本部議長
(2021年1月8日作成)。(c)Nicholas Kamm and Brendan Smialowski / AFP
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米首都ワシントンのホワイトハウス近くの広場「エリプス」で開かれた
支持者の集会に参加したドナルド・トランプ大統領(2021年1月6日撮影)。
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米首都ワシントンの連邦議会議事堂前で、
ドナルド・トランプ大統領の支持者らを制止する警察(2021年1月6日撮影)
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米首都ワシントンの連邦議会議事堂前で、ドナルド・トランプ大統領の
支持者を拘束する警察(2021年1月6日撮影)
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米首都ワシントンの連邦議会議事堂に突入し、
警察と衝突するドナルド・トランプ大統領の支持者ら(2021年1月6日撮影)


【1月9日 AFP】米民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長は8日、
「錯乱」した状態にあるドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が
残りわずかとなった任期中に核ミサイルを発射する事態を避けるため、
米国防総省のマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長と
協議を行ったと明らかにした。

 合衆国憲法で定められている大統領権限の制限について
米軍制服組トップと協議を行ったと公に認めるのは異例。
トランプ氏の任期終了までの期間をめぐり米政界で緊張が高まっていることを示している。

 ペロシ氏は民主党議員への書簡で、
「この錯乱した大統領の状況は危険極まりなく、
 わが国と民主主義に対する彼の情緒不安定な攻撃から米国民を守るため、
 われわれはあらゆる手段を講じなければならない」と説明。

 さらに、トランプ氏が辞任せず、
マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領と閣僚が合衆国憲法修正25条で定められた
大統領罷免の手続きを開始しないならば、弾劾手続きを開始する準備があるとも言明した。

 米首都ワシントンでは6日、
ジョー・バイデン氏の次期大統領への当選確定を阻止しようとしたトランプ氏の支持者らが
連邦議会議事堂に乱入する事件が発生。
警察官1人を含む5人が死亡した。
民主・共和両党の議員はこの事件を反乱だと非難。
トランプ氏が暴力を扇動したとの批判も高まっている。(c)AFP


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ペンス氏、修正25条発動でのトランプ氏免職に反対 米紙報道
AFP 2021年1月8日 9:56
https://www.afpbb.com/articles/-/3325163

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米国のドナルド・トランプ大統領(右)とマイク・ペンス副大統領、
ホワイトハウスで(2020年11月4日撮影)。(c)MANDEL NGAN / AFP
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米フロリダ州で演説するマイク・ペンス副大統領(2020年10月10日撮影)

【1月8日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は7日、
民主党議員や一部の共和党議員らが要求している合衆国憲法修正25条の発動による
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の免職について、
マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領が反対していると報じた。

 これまで一度も発動されたことのない修正25条について、
ペンス氏は公にはコメントしていないが、
ニューヨーク・タイムズ紙が近い筋の話として報じたところによると、
発動に反対しているという。

 修正25条を発動には閣僚の過半数の支持が必要だが、
同紙によると、複数の閣僚がペンス氏を支持し、反対に回っている。
反対する閣僚らは修正25条の発動について、
「現在の首都の混乱の収拾ではなく、助長につながる可能性が高い」
と考えている。

 一方、米下院の民主党議員らは、
修正25条が発動されなければ、
即座にトランプ氏の弾劾に動くと述べている。(c)AFP