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大阪市浪速区の今宮戎神社で9日、商売繁盛を願う「十日えびす」が幕を開け、福娘たちが参拝者を出迎えた。この日は「宵えびす」。例年は10日の「本えびす」で江戸時代から続く宝恵かご行列が大阪・ミナミの繁華街を練り歩くが、新型コロナウイルス感染拡大を受け中止になった。

 福娘は約2350人から選ばれた45人。紅がかった紫の「紅藤色」の振り袖、同じ色のマスクを着け、参拝者が神社から授かった福ザサに米俵や小判などの飾りを取り付けていた。11日の「残り福」まで交代で姿を見せる。拝殿では「宝恵駕振興会」の役員参拝があった。

 コロナの影響で福ザサの授与は31日まで延長する。

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