昭和59年(1984)末に防衛庁は次期支援戦闘機(FS-X)を国内開発するにあたっての技術的可能性を検討するために運用要求案を技術研究本部に送り検討を依頼、「エンジンは輸入するしかないが、その他は国内開発可能で、開発期間は約10年は必要」という回答を得た。





共同開発とはいっても、実態は日本側にベース機体のF-16とエンジンのライセンス生産を許可するというもので、アメリカ側は総生産額の40%の作業分担の確約、提供するソースコードには制限をかけ、日本側の技術は全て提供する、という内容だった。[4]