https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210113/K10012811871_2101131430_2101131443_01_02.jpg

絶滅のおそれがあり、国内で取り引きが規制されている哺乳類「センザンコウ」の剥製をネット上で違法に売買したとして、都内の古物商の夫婦など3人が書類送検されました。
書類送検されたのは、都内に住む40代の古物商の夫婦と、福島県に住む37歳の派遣社員の合わせて3人です。

警視庁によりますと、3人はおととし、絶滅のおそれがあり、国内で取り引きが規制されている全身がうろこに覆われた哺乳類「コミミセンザンコウ」の剥製をネット上で違法に売買したとして、種の保存法違反の疑いが持たれています。

古物商の夫婦が、親族の遺品の中から見つけた剥製をオークションサイトに出品し、剥製の愛好家である派遣社員が1万8000円で購入したということです。

出品されたのは10時間ほどでしたが、警視庁のサイバーパトロールで発見されたということで、3人はいずれも容疑を認め、購入した派遣社員は「違法だと分かっていたが剥製がかわいくてどうしても欲しくなり、取り引きを持ちかけてしまった」と話しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210113/amp/k10012811871000.html