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センターを運営するのは、工務店などを傘下に置く木下グループだ。価格を抑えられた理由を担当者が説明する。

「検査キットを大量に購入することと、グループ内の医療法人が機器などの卸もしているので、通常のルートよりも安く入手できるのです」

 手順は簡単。受付で検査キットを受け取り、会計を済ませる。選挙の投票所のような小さなブースに移り、ケースに唾液を入れる。それを袋にしまいスタッフに渡せば完了だ。渡航などで検査証明書が必要な人はプラス6千円(税別)で医師のオンライン診療が受けられる。検査結果は翌日、メールで通知される。木下グループの検査センターでは、1日の利用者が約750人にも及ぶ。陽性と判定される人は全体の1〜1.5%だという。