岡山県総社市で2018年7月6日、西日本豪雨により浸水した「朝日アルミ産業」岡山工場で水蒸気爆発が起き、周辺住民ら21人が重軽傷を負った事故で、岡山地検は20日、業務上過失傷害と業務上失火の疑いで書類送検された当時の男性社長(56)と男性工場長(43)について容疑不十分で不起訴処分とした。

 事故は隣接する川の氾濫で、アルミニウム約28トンが残った溶解炉に大量の水が流れ込んだため起きた。地検は夕方までにアルミを抜く作業を始めていれば午後11時半過ぎの爆発は回避できたとする一方、2人について「夕方時点で炉内への大量の浸水を予見できなかったのではないかとの疑いが残る」とした。【戸田紗友莉】
https://mainichi.jp/articles/20210120/k00/00m/040/181000c
https://youtube.com/watch?v=_6hLMw_CwO4