※時事通信

【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は22日、開幕まで23日で半年となった東京五輪開催について、新型コロナウイルス感染拡大により懐疑的な声が内外で高まる中、楽観的なメッセージを公開した。「全ての見通しは良好。われわれは懸命に取り組んでおり、参加者全員の安心と安全が最優先事項だ」と語った。

 新型コロナの感染予防策については、「可能な限り全てのシナリオを検討している。観客は入れられるのか、選手村の生活はどうなるのか。(検討対象に)タブーはない」と話した。大会組織委員会などは、今春をめどに観客数の上限や外国人観光客の扱いをまとめる。

 参加選手らに推奨するワクチン接種については、既に世界選手権などの大規模なイベントが世界各地で行われている点を挙げ、「ワクチンがなくても安心、安全な方法で開催されていることは非常に励まされる」と述べた。

 バッハ会長は同日、206の各国・地域オリンピック委員会(NOC)が対象のリモート会合で、東京五輪開催に向けて全力で取り組んでいることを訴えた。 

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