2度目の緊急事態宣言を煽るように、新聞・テレビは「史上最多」「曜日最多」「都道府県最多」など、
いたずらにコロナ感染者の急増を喧伝している。もはや、列島に逃げ場なしの閉塞感が漂う中、
大マスコミが報道しない「コロナの不都合な真実」を暴露する。

1月15日、中国・武漢から帰国した日本人コロナ感染者の発生から丸1年がたった。
これまで国内で確認された感染者は累計31万人、死者は4315人(1月15日現在)。

厚労省による水際対策やクラスター対策、政府による不要不急の外出自粛や飲食店の時短営業要請もむなしく、その数はいまだ増え続ける一方だ。

もはや感染列島は暗い閉塞感に包まれるばかりだが、この「コロナ増殖という情報に惑わされてはいけない」と警鐘を鳴らすのは、
医療法人社団誠敬会会長の吉野敏明氏だ。

「実はコロナ感染での死者数は水増しされているのです。昨年6月、厚労省からの通達には〈新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、
入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします〉という一文が記されていました。

これは例えば、ガンで入院し、その後、PCR検査で陽性反応が出た患者が死亡した場合でも、新型コロナで死んだことにしなさい、という命令書なんです。
もちろん、脳梗塞や心筋梗塞で亡くなった場合も、死後のPCR検査で陽性と判定されれば、全てコロナ死として扱われることになるのです」

未曽有の感染症と対峙する渦中とはいえ、日々、国民が注視している数値だけに、これではあまりにずさんな扱いではないか。

「ずさんなのはコロナの判定に用るPCR検査の方法も同じです。PCR検査では患者から採取した検体を繰り返し増幅させ、
コロナウイルスを検出しますが、日本の検査ではなんと45回という異常な回数で増幅させている。これはわざわざ偽陽性を出すような方法なんです」

1から増幅を開始し、2、4、8、16、32 、64、128‥‥。20回で100万超、40回で10兆超、45回では実に300兆以上まで激増する。

「こんなありえない数まで増幅をかけると、1枚のビラを100万回コピーすれば画像が荒れてくるのと同じで、間違ったものまで出てくることになる。
人間の細胞は、不要になった老廃物を排出し、新陳代謝を繰り返しています。口の中なら舌、歯肉の細胞も老廃物を出している。
PCR検査では、そうした老廃物も拾い、増幅してしまうのです」

それでも口内にコロナウイルスがゼロなら、そもそも検出されないのではないか。

「今のPCR検査では口の中に1つでも新型コロナウイルスがあったら陽性となります。
ところが、本当にウイルス感染する場合は、1立方ミリメートルあたりにウイルスが数十万いないと感染しません。
例えて言うなら、虫歯菌は口の中にいても必ず虫歯になるとは限らないのと同じことです。

こうして、テニスの錦織圭選手などのように『陽性でも熱が出ない』という不思議なことが起こるのです。
仮にPCR検査で陽性であっても、それが感染症であるかは別の問題になります」

「無症状陽性者」という不思議な現象はこうして起こっている、と力説するのだ。吉野氏がさらに続ける。

「そもそもPCR検査は遺伝子を増幅する術式です。それに感度が高すぎて、なんでもかんでも陽性にしてしまう。
実際、普通の風邪やインフルエンザも、コロナ陽性という判定になっているんですから」

文末に示したデータでもわかるように、コロナ大流行の20年はインフルエンザ患者が激減している。

「日本には3000カ所の感染症を観測している医療機関があり、毎週の感染症数が報告されている。
例年、秋から流行を始めるインフルエンザはここ数年、毎週数万件の感染者が報告されていました。
ところが、昨年は秋になっても一桁、多くて数十人という少なさ。ここ数十年、毎年、数千人から数万人いた感染者が一挙に1000分の1ぐらいまで減っている。
もしこれが事実ならば『昨年からインフルエンザは突如として人間に感染しなくなった』としか説明がつかなくなるのです」
https://asagei.biz/excerpt/24734