新型コロナウイルスの第3波の日々の陽性者が減少傾向にある。大村秀章知事は22日の記者会見で
「少し数値が減ってきているのは事実」と述べた。緊急事態宣言による飲食店の営業時間短縮、
不要不急の外出自粛要請などの効果が表れているようだ。

各サイトがまとめている県内の「実効再生産数」(感染者1人が平均何人に感染させるかを示す数字。
1より大きいと感染が拡大する)をみると、県内は今月10、11の両日が1・42となっており、年明け以降の最大値だった。
その後は数値が下がり続け、23日現在では0・87になっている。

県内が緊急事態宣言対象下になったのは今月14日だった。一日あたりの陽性者は、今月7日の431人がピーク。
翌8日は405人となり、3連休翌日の12日には132人まで減った。その後13〜16日は4日連続で300人を超えたものの、
18日から始まる先週は1度も300人超はなかった。

7日間の平均でみる県の指標も、新規陽性者が「危険」から「厳重警戒」に下がっている。

ただ、今しばらく注意する必要があるのは、入院患者が700人前後で高止まりしているためだ。
自民党の今枝宗一郎衆院議員(愛知14区)は取材に「宣言のおかげで新規陽性者は日々、減っていくが、入院患者はすぐに退院できない。
医療崩壊を防ぐには、感染拡大を抑え込むしかない」などと話した。
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/7454