文春
「中村容疑者は2019年10月、修学旅行先の長崎市内のホテルの自室で、引率した男子生徒に薬の入った飲み物を飲ませて意識障害を起こさせ、男子生徒の下半身を触るなどのわいせつ行為をした後、口止めに金券(クオカード)を渡したとみられている。帰宅した被害生徒の親が金券を見つけて事件が発覚し、被害届が提出されました」(捜査関係者)

大阪有数の進学校
 中村容疑者が教壇に立っていたA中学校は、名門進学校として知られる。

「明治時代から続くミッションスクールで中高一貫の男子校。毎年のように京大や有名私立大に複数人の生徒を送り出す進学校で、高校の野球部は甲子園で優勝したこともあります」(進学塾関係者)

 学園の広報担当者によると、中村容疑者は勤続5年で、担当教科は国語。熱血指導で生徒からも好かれており、剣道部とマジック同好会の顧問を兼任していた。

「生徒にとっては話しやすい距離の近い先生で、親しみをこめて、みんな『ヨウイチロー』って呼んでいました。不登校の子の家に通って学校に来るよう説得したり、授業中に寝ている生徒を見つけても怒らずに『先生も昔はロッカーに枕を常備するほど寝ていたけど、そこまではするなよ』って諭してくれたり。ウチの学校は学内でスマホ禁止なんですけど、バレたときも『今回だけだぞ』と内緒にしてくれました。生徒サイドにいつも立ってくれる話のわかる先生でした」(同校在校生)

逮捕のニュースを知り「やっとか…」
 生徒の性被害について知る別の在校生はこう証言する。

「ヨウイチローの趣味は、以前から一部の生徒で噂になっていた。逮捕されたことをニュースで知って、僕は『やっとか…』って正直思いました。修学旅行の子以外にも、何人かが被害にあったという話も聞きました。修学旅行で被害に遭った子は、クリっとした目が特徴の純朴そうな男の子。ヨウイチローのお気に入りは、大体そういう“かわいいジャニーズ系”。先輩たちのあいだでも彼の“かわいい子好き”は噂になっていた」

 中村容疑者の自宅は、同校から程近い家賃7万円前後のワンルームマンション。仲のいい生徒たちの"たまり場"になっており、自身も呼ばれて「家に行ったことがある」という生徒はこう語る。

「僕も先生の家に行ったことがありますが、イタズラはされてないし、2回目以降も自分の意思で遊びに行ってました。家ではゲームをさせてもらったり、アニメを観たりしていました。寿司をご馳走になった生徒もいます。バツイチだと聞いてますし、男子に興味があるとは思いませんでした」(同前)

休職後も続いていた生徒との交流
 驚くべきことに、事件が発覚して中村容疑者が休職に入ってからも、生徒たちとの交流しばらく続いていたという。中村容疑者と親しいある生徒はこう話す。

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https://news.livedoor.com/lite/article_detail/19595313/