※読売新聞

青森市などでつくる「青森ねぶた祭」の実行委員会は、今年8月の祭りについて開催する方針を固めた。関係者への取材でわかった。新型コロナウイルスの影響で昨年は戦後初の中止となった。2年連続の中止は地域経済に打撃を与えかねず、桟敷席を半減するなど感染防止策を徹底して開催することにした。

実行委は29日に会合を開き、方針を決める。夏に向け、感染拡大が収まらない場合は、改めて対応を協議する
 
感染防止策として、ねぶたの運行団体に、ねぶたの周りで踊る跳人はねとの氏名や連絡先を事前に登録するよう求める。約1万席の桟敷席を半減して席の間隔を空け、観客にマスク着用を義務付ける。

青森ねぶた祭は、毎年8月に開催され、期間中、約280万人が来場する。ねぶたの中止で、観光業やねぶたを作るねぶた師に深刻な影響が出ている。

2021/01/29 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210128-OYT1T50295/