インド後発薬大手のドクター・レディーズ・ラボラトリーズは28日までに、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」について、クウェートで実施している臨床試験(治験)を終了すると発表した。アビガンは富士フイルムホールディングスが提供し、中等症・重症の患者353人が参加した。

アビガンを投与した患者は偽薬を投与した患者に比べて、症状が改善するまでの日数が1日短かったが、有効性が確認できるような有意差はなかった。一方、症状の軽...

日本経済新聞 2021年1月28日 18:15
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ283WA0Y1A120C2000000