0001かわる ★
2021/01/30(土) 01:34:03.57ID:jEvm/igK9【写真】グレーのスーツで紫色のネクタイ、右手を前に出しながら話す評論家の田原総一朗氏
まずは菅政権の“ご意見番”的存在の評論家・田原総一朗氏だ。田原氏は、「次は菅さんがいい」と安倍晋三・前首相に進言し、就任会見で菅首相が明言した「行政の縦割り打破」について、自身のブログで〈それができるとおおいに期待している〉と評価していた。
しかし現状をこう語る。
「海外では1回目の感染爆発のときに医療体制を大改革したが、日本はそれができず医療崩壊を招いた。安倍政権時代の縦割り行政を継承し、官邸と厚労省、財務省の方針がまとまらなかったことに原因がある。菅さんは縦割りを打破するといっていたが、結局できなかった。ただ、分科会も悪い。菅さんは尾身茂会長の情報を相当信頼している。尾身さんも年が明けたら感染者は減ると考えていたんでしょう。だから菅さんも、緊急事態宣言は出さなくていいと甘く考えていた」
期待外れだったのは政策だけではない。
「スピーチもへたっぴいだよ。安倍さんには優秀なスピーチライターがいて本人も何度も練習していた。だから二階さんにはスピーチライターを変えろ、菅さんにももっと練習するように伝えてくれといっておいたんだ」
そして田原氏は、「菅がいいというより、今の自民党だと他に誰もいないでしょう」と加えた。
「こんなに発信の仕方が下手だとは思わなかった」──そう語るのはネット媒体のコラムで〈叩き上げタイプなので、ついていって頼りになる〉と菅氏に期待を寄せていた経済評論家の山崎元氏だ。
「トップは国民に語りかけることが重要なんです。しかし、菅さんは就任後、日本学術会議の問題が起きると国会を開かないし、記者会見もあまりやらなかった。コミュニケーションのスタイルが自己防衛的過ぎるんでしょうね。批判を跳ね返せるようガードを高くして身構えてしまう。胸襟を開いて周囲の意見を聞く姿勢があってもよかった。
学術会議の人事にしても、有無をいわせず押し切るんじゃなくて、もう一度同じ6人を推薦させて任命したうえで組織改革を進めればよかった」
山崎氏は菅政権誕生時の自身の思考を振り返って、こう話した。
「当時は、安倍政権のタガがだいぶ緩んできていて、“やっている感”を出すばかりになっていた。だから、菅さんだと、もう少し堅実なんじゃないか、という期待が生じたのでしょう」
https://news.yahoo.co.jp/articles/72c10f400bca2f0718c34a20f9b9e38ff8ce5b02