新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、福岡市の高島宗一郎市長は1日、
高齢者への接種開始から5カ月で希望する市民への接種が完了するとの見通しを示した。

ただ、前提となる国のワクチン供給の時期は未定だ。

ワクチンは16歳以上が接種でき、市は最大約129万人を受け持つ。
県が医療従事者への優先接種を実施した後、市が約34万人いる高齢者への接種を始める。

政府は高齢者への接種開始を「早くても4月1日」としており、具体的なことは決まっていない。
市はインフルエンザの予防接種の実績などから、今後のスケジュールを予測。

高齢者の接種完了に2カ月を要するとし、高齢者施設の職員や警察官や教職員、
保育士ら計約5万人も高齢者と並んで接種させる意向。

その後3カ月かけて、他の市民への接種を終えたいとしている。

接種の予約は市ホームページや電話のほか、市のLINE公式アカウントからも受け付ける方針。
土日に行う集団接種の会場は、4月に供用開始予定のマリンメッセ福岡B館(博多区)を検討中という。
https://www.asahi.com/articles/ASP2175PGP21TIPE013.html