日本通信とNTTドコモとの「音声通話卸役務」の料金に関する交渉が、総務大臣裁定の期限から約1カ月遅れで合意に至った。値下げされた料金設定を生かした音声通話サービスの充実が期待される。


 日本通信は2月2日、NTTドコモとの間で進めていた音声通話卸役務(卸提供を受ける音声通話サービス)の料金に関する協議について、2月1日付で合意に至ったことを発表した。

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今後はどうなる?
 今回の合意を受けて、ドコモは日本通信に対し、総務大臣の裁定日(2020年6月30日)にさかのぼって、新たな料金で音声通話卸役務を提供することになる。これにより、日本通信では、2020年度第1〜第3四半期(2020年4月〜12月)の原価が3億1800万円低減する見込みだ。

 同社が2020年7月15日から提供している「合理的かけほプラン」は、音声通話卸役務の値下げを見越して設定された料金プランだ。今後、低廉となった料金を生かした音声通話サービスのさらなる充実が期待できる。

 今回の合意は、他のMVNOにおける今後の音声通話卸役務に関する料金交渉にも影響を及ぼすと思われる。MVNOにおける音声通信サービスの低廉化が進むかどうか、注目だ。


記事全文はソースで
日本通信とドコモが「音声通話卸役務」の料金設定に合意 MVNOの音声通話サービスの充実につながるか - ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/2102/02/news109.html

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