米国で新型コロナウイルスによる死者が今年に入ってすでに10万人を突破したことがわかった。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で明らかになった。

米国では今年の1月1日以降、10万317件の新型コロナウイルスによる死亡が報告されている。
新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、今月2日までに死亡した人の数は44万6689人。

米国で新型コロナウイルスに関連した死者が初めて出たのは2020年2月29日でワシントン州でのことだった。
その後、昨春にカリフォルニア州でそれより前に死亡した2人についても死後に新型コロナウイルスが確認された。

ジョンズ・ホプキンス大学によれば、新型コロナウイルスによる死者数は米国が世界で最も多い。
2番目がブラジルの死者20万人超。メキシコやインド、英国では10万人以上の死亡が報告されている。

米国で少なくとも1回、新型コロナウイルスのワクチン接種を行った人の数は、
新型コロナウイルスの感染拡大の間に米国で報告された新規感染者の人数を上回った。

ジョンズ・ホプキンス大学によれば、この1年間で報告された感染件数は2630万件超。

米疾病対策センター(CDC)によれば、2カ月未満の間に2640万人にワクチン接種が行われた。
ただし、それは新型コロナウイルスの感染拡大が収束することを意味しているわけではない。

研究者によれば、新型コロナウイルスに感染している人の数は報告された人数の4倍に及ぶ可能性がある。
CDCの1月半ばの推計では、新型コロナウイルスが流行して以降、実際には8310万人が感染した可能性がある。

感染力が強いとみられる変異株も米国で見つかっており、すでに新型コロナウイルスに感染した人も再感染する恐れがある。

2度のワクチン接種を行った人数は米国の人口の1.84%にとどまっている。
米国人の大部分がワクチン接種を受けるには少なくとも数カ月かかるとみられている。
https://www.cnn.co.jp/usa/35165995.html