神奈川新聞 | 2021年2月8日(月) 16:50
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 JR東日本横浜支社と神奈川県、藤沢、鎌倉両市の4者は8日、JR東海道線の大船─藤沢駅の中間に「村岡新駅(仮称)」を設置することで合意した。

 新駅の位置や費用の負担割合に関する基本事項をまとめた覚書を4者で締結した。設置位置は大船駅から約2・6キロ、藤沢駅から約2キロ地点の藤沢市宮前付近。かつて旧国鉄湘南貨物駅があった場所で、周辺では藤沢の「村岡地区」と鎌倉の「深沢地区」で一体的なまちづくりが進められている。

 今後は2021年度に4者で基本協定を締結し、22年度から詳細設計に着手する方針。JRは概略設計に基づく施工期間を約8年としており、鉄道事業法に基づく国土交通省への申請などを経て、開業は2032年ごろを想定している。

 整備費用は、県が30%、2市がそれぞれ27・5%ずつ、JR東日本が15%を負担するとした。