2021年2月9日 1時58分

北海道北見市の水族館にある凍った川の下を再現した水槽で、潜水服を着た飼育員が冷たい水の中に入って清掃作業を行いました。

北見市留辺蘂町にある「北の大地の水族館」には全国的にも珍しい凍った川の下を再現した水槽が屋外に設置されていて、冬の間、ヤマメやニジマスなどの生態を観察することができます。

8日は午前10時から水槽の汚れを取り除く清掃作業が行われ、水槽の水面に張った厚さおよそ10センチの氷を電動のこぎりで切った後、潜水服を着た飼育員が中に潜りました。

水槽の水温は1度と低いため潜っていられる時間は30分が限界だということで、飼育員は吸盤でガラスに張り付きながらスポンジを使って手早くコケなどの汚れを取り除いていました。

凍った水槽の掃除はシーズンに1回程度行われているということで、今回初めて清掃作業を担当した飼育員の貫洞千夏さんは「狭い水槽の中でバランスをとるのが難しかったです。きれいになったので魚の様子を楽しく見てほしい」と話していました。

「北の大地の水族館」の凍った川の下を再現した水槽は今月20日ごろまで見られるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210209/K10012856411_2102082120_2102090158_01_03.jpg

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210209/amp/k10012856411000.html