2015年から18年まで、内戦中のシリアで約3年余りにわたり武装勢力に拘束されたフリージャーナリストの安田純平氏が7日、
渋谷のユーロライブで行われた映画「ある人質 生還までの398日」公開記念トークイベントに登壇。
生々しい自らの体験談を涙ながらに語った。

自身を拘束したのは、イスラム国以外の武装勢力の一つだとし、
「イスラム国は見せしめやアピールのために映像を流すのであって、映像を流した時点で交渉は終わってる。

助かった人はみんな映像は公開されてない。私の場合はなぜ流されたのか分からないが、たぶん商売。
日本政府に完全に無視されていたので、メディアに向けて映像を売ったんでしょう」と話した。

さらに、「彼らから『日本政府に連絡しているが、まったく無視されている。どこにかければいいのか』とも聞かれました。
仲介希望のブローカーからは私の家族にも連絡がいったらしいが、家族が『いくら欲しいんだ?』と聞いたら見積もり票が送られてきたと。

生存確認の質問も解放されたときにされたのが最初。生きてるかどうかの確認をしてないのに、交渉なんかしてるはずがない」と、
改めて日本政府による交渉の可能性を否定している。

 聞き手で映画評論家の森直人氏から、自己責任論について問われると
「自己責任とは本人が行動した結果として、本人の身に起こること。身代金を払って助けるかどうかは政府や社会が決めることで、
本人で選択しようのない話。ダニエルはお金を集めて救出できた。なぜ日本人の我々は後藤さんや湯川さんを救出できなかったのか。
日本社会でこれができるかといったら、はっきり言って無理。誰かが絶対詐欺だと言い出すに決まってる」と

ISILに拘束され殺害されたジャーナリストの後藤健二さん、湯川遥菜さんを偲びつつ、私見を述べていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/01405cf6b5d029864f408622d3b131f765d5803d
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