https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20210210/1100010797.html

新型コロナウイルスの影響で飲食店の営業時間の短縮が続く中、自宅で生ビールを楽しんでもらおうと、
埼玉県上尾市の飲食店がペットボトルに入った生ビールの販売を始め、人気となっています。

緊急事態宣言が出されてから埼玉県内の飲食店には、営業時間やアルコールを提供する時間を短縮するよう求められています。

こうした中、自宅でも生ビールを楽しんでもらおうと、上尾市の飲食店はペットボトルに入った生ビールの販売を始めました。

ビールは酸素に触れると、品質が低下することから、ペットボトルには酸素を通さないよう、表面に特殊なコーティングが施されているほか、
ビールを入れる前にペットボトルの中に炭酸ガスを入れることで、酸素に触れないようにする仕組みになっているということです。

「店で出されるビールに近い状態のビールが飲める」と客からは好評で、発売開始からおよそ2か月で1万本以上を売り上げたということです。
ビールを注ぐ機械は海外から輸入したものですが、ペットボトルで販売することで、ビンや缶での販売に比べて、
設備にかかる費用などを大幅におさえることができたということです。

「マーベリックスビアステーション」の西堂晃進さんは「緊急事態宣言で、外でビールを飲むことができず
ストレスがたまっている人もいると思うので、このビールを通じて元気を届けたい」と話していました。

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