川淵氏、五輪は「安全安心を担保して開催できるか否か」最終決定は「私見だが3月末頃か」
2/11(木) 14:34配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5208971329ef9cdb32aec78a1eb00563af8b2ea6

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が女性蔑視ととれる発言をした問題の責任を取り、辞任する意向であることが11日、関係者の話で分かった。12日午後3時からの評議員、理事を集めた合同懇談会で表明する。後任は最終調整に入っており、日本サッカー協会(JFA)元会長で、日本バスケットボール協会の会長としても協会立て直しの実績がある川淵三郎氏(84)が最有力となっている。

 川淵氏は自身のツイッターでたびたび東京五輪についてつづり、自らの考えを公開している。

 1月16日の投稿では「感染拡大時にオリパラなんて以っての外と世論の8割の意見。オリパラの最終決定は私見だが3月末頃か。IOCの判断に日本は従う事になる。それまで選手は勿論オリパラ関係者は必死で準備しなければならない。中止は8割の人が納得し決行は2割の人が喜ぶ。その割合が増えない限り国を挙げての成功は難しい。」と3月末に開催か否かの最終結論が出るのではと私見で述べていた。

 東京五輪開催に向けては「暗く陰鬱な社会を、十分なコロナ対策を講じた上でのオリパラの開催は人々に夢と勇気と希望と感動を与える唯一最大のイベントだと思う。」(1月15日)と開催することの意義を訴えている。ただ、その上で開催条件として「一番重要な事は日本国民に安全安心を担保して開催できるか否かだ。」とし、「海外の観客には防疫の為の制約を課す。最悪の場合日本人のみ。無観客は開催の意味がない。」(1月13日)「最大の懸念は海外の観客からの感染危機に尽きる。徹底的な感染危機管理が可能かが問われる。」(1月16日)と安全対策を万全にした上での開催を訴えている。

 その上で「四年に一度のオリパラ、しかも願ってもない東京開催。選手たちがどれほど開催を待ち望んでいるか、それを今の時点で口にする事が憚れるコロナパンデミック。この状況であるからこそ暖かい心で苦渋に満ちている選手たちにエールを送ってほしい。」(1月29日)と選手に寄り添ったツイートもしていた。