東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は11日、周囲に会長職の辞意を伝えた。森氏の辞任後、新会長が選出されるが、女子マラソン五輪2大会連続メダリストで、国際オリンピック委員会(IOC)の女性スポーツ賞を受賞している有森裕子さん(54)は「会長を交代すればいいということだけでは、また同じことが起きてしまう」と警告する。【聞き手・小林悠太】

 五輪・パラリンピックはスポーツを通じて、心身の平和を願う祭典だ。競技会として世界一を決める世界選手権のようなチャンピオンシップとは異なる。選手だけでなく関わるすべての人が主役で、世界全体に問題提起をできる教育的な価値を持った場でもある。

 特に東京大会は夏季五輪史上初めて男女平等の理念も含まれる「SDGs(持続可能な開発目標)」への貢献を掲げている。多様性の尊重を日本社会に根付かせる目的があった。今回の森氏の発言はその理念に逆行していた。

 森氏は、今日の社会への共感と五輪の理念を理解しているかどうかが問われていた。だからこそ「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という今回の発言だけを撤回すればいいという理解では不十分だった。

 この課題は、森氏だけでなく、組織委など関係する組織全体にも突き付けられている。東京は、五輪の理念を理解したからこそ、大会を招致したはずだ。だとすれば、…(以下有料版で,残り441文字)

毎日新聞2021年2月11日 18時19分(最終更新 2月11日 19時51分)
https://mainichi.jp/articles/20210211/k00/00m/050/183000c
★1 2021/02/12(金) 11:00:36.66
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