英国型コロナ、再び変異 ワクチン効果脅かす恐れ=科学者

[ロンドン 11日 ロイター] - 英遺伝科学者は11日、同国で確認された初の新型コロナウイルス変異株が変異しており、いずれワクチンの効果を阻害する恐れがあるとし、懸念を表明した。

新型コロナゲノミクスの英コンソーシアムのディレクター、シャロン・ピーコック氏はBBCに対し、ロンドン近郊ケントで確認された感染力の強い変異株について、ワクチンがこれまでのところ効果を発揮しているものの、「再び突然変異を始めており、ワクチンの効果を脅かす恐れがある」と警鐘を鳴らした。

英政府の科学諮問委員会は9日、国内で新たに2種類の新型コロナ変異株が確認され、うち1種類は南ア型とブラジル型に類似しており、「懸念される」と発表した。

ジョンソン首相は10日、ウイルスの突然変異に合わせ繰り返しワクチン接種が必要になるだろうと述べた。

ピーコック氏はこの変異株がいずれ「世界を席巻する」公算が大きく、新型コロナとの闘いが「今後10年ほど続くと想定する」と語った。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-britain-idJPKBN2AB200


新型コロナウイルスのファイザー社製のワクチンが12日午前、成田空港に到着した。

日本にワクチンが到着したのは、初めて。

午前10時20分ごろ、ベルギーのブリュッセルを出発したアメリカ・ファイザー社製の新型コロナウイルスのワクチンを積んだ全日空の貨物機が、千葉県の成田空港に着陸した。

飛行機はそのまま、貨物エリアに駐機し、荷物を出し入れする扉が開かれると、コンテナを運び出す作業が始まった。

ファイザー社のワクチンを運搬しているものとみられる。

政府は、来週半ばから、医療従事者へのワクチンの先行接種を始める予定。

ファイザー社のワクチンは、-75度前後での保管が必要なため、超低温冷凍庫の配備など接種に向けた準備が進められている。

ワクチンの日本到着は、当初の予定より2日早まったが、迅速な接種を目指すことやワクチン輸送の安全性を確保するために、あえて日程を公表せず、到着を早めたものとみられ、ワクチンの承認も、15日から14日に前倒しされる見通し。
https://www.fnn.jp/articles/-/143146