米国のファウチ大統領首席医療顧問は12日、東京五輪・パラリンピックについて「世界と日本の感染状況にかかっている」と述べた。開催する際には、選手や日本人だけでなく、国外からの観戦者についてもマスク着用や検査、移動制限など安全確保のためのガイドラインを作り、徹底するよう日本政府に求めた。

 ファウチ氏は、感染症の世界的権威。この日、国務省主催の在米外国特派員向けのオンライン会見に出席した。新型コロナウイルスの感染が世界で続く中、今夏に予定される東京五輪の開催について質問を受け、「開催の可否を決めるのは当然日本だ。どのような参加が見込めるかは、世界各国と日本の感染状況にかかっている」と述べた。

朝日新聞 2021/2/13 9:21
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