※日刊ゲンダイDIGITAL

 強制わいせつ致傷などの疑いで11日、愛知県警に逮捕されたスポーツ用品販売大手「アルペン」の創業会長・水野泰三容疑者(72)が、12日付で代表取締役会長を辞任した。

 水野容疑者は昨年11月29日午前、名古屋市内の出会い系カフェで42歳の女性と知り合った。2人はそのまま市内のホテルに移動し、水野容疑者が女性に性行為を求めた。値段交渉がうまくまとまらなかったのか、金銭の受け渡しを巡り、2人は口論になった。キレた水野容疑者は背後から女性の首を絞めて体を振り回し、床に押し付け、両腕をねじり上げわいせつな行為をしたという。

 水野容疑者は女性から現金10万円と運転免許証を奪うと、部屋を出てからも女性の髪の毛をつかむなど暴行を加えている。防犯カメラにその様子が写っていた。女性はムチ打ちやギックリ腰など全治3週間のけがを負った。

 調べに対し「女性と口論になり、もみ合いになったが、暴力は振るっていないし、わいせつなこともしていない。金も盗んでいない」と、容疑を否認している。

■「ケチがアイデアの源泉」

 水野容疑者は一代で従業員数3294人、店舗数389店、年商2000億円の企業を築き上げた立志伝中の人物だ。アルペングループの時価総額は930億4100万円。水野容疑者は個人で20%の株式を保有している。

 名古屋商科大を卒業後、実家近くのスポーツ用品店に入社し、1年で独立。1972年、親に借りた300万円を開業資金にして20坪のスキー用品店を創業している。

 飛躍のきっかけは、2年目に泥棒に入られ、300万円で仕入れたゴルフセットを盗まれたことだった。資金繰りに苦しみ、倒産覚悟で残った在庫を安売りしたら、売れに売れ、大繁盛につながったという。水野を知る関係者が言う。

「創業時から斬新なアイデアを次々に実現してきた男です。プライベートブランドの開発に乗り出したのも早かった。韓国の工場に日本の10分の1以下の値段でつくらせていたようです。また、アメリカに行った時、高速道路のインターチェンジ付近に大型店舗があるのを見て、日本でもはやると気づき、インターチェンジの近くに店をオープンさせ、会社を成長させています」

 水野容疑者はかつて日刊ゲンダイのインタビューに、「お金がないから1円だって惜しかった。でも、ケチだからこそアイデアが生まれたんだと思うんですよ」と語っていた。 186億円の資産があっても、女性に払う金をケチったのだろうか。

2021年2月14日 9時26分
https://news.livedoor.com/article/detail/19693940/
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