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2021年2月15日、韓国・東亜日報は、文在寅(ムン・ジェイン)政権が任期末の外交政略において、「日韓関係の修復」を最優先課題にする案を検討していると伝えた。

記事によると、韓国政府関係者は14日、「南北関係の修復よりも先に日韓関係を修復させなければならない」とし、「現在の韓国の外交・安全保障において速やかに解決しなければならない課題が日韓関係の修復だ」との考えを示した。こうした方針のもと、韓国政府当局者は米バイデン政権に対し「日米韓3カ国協力に参加する」との意思を自ら伝え、日韓関係改善に向けた韓国の努力を説明し、米国も日韓関係を改善させる役割を担ってほしいとの趣旨の話をしているという。

韓国外交部は、12日に行われた鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官とブリンケン米国務長官との電話会談について「日米韓協力の持続が重要との意見で一致した」と明かした。米国務省関係者は11日(現地時間)、米メディアに対し「現在の日本と韓国の間に存在する緊張を残念に思う」とした上で「バイデン政権は米国と同盟の関係だけでなく、同盟間の関係も強化している。日韓関係よりも重要なものはない」と強調したという。

文政権が「南北関係の修復より日韓関係の修復が先」と判断した背景には、「任期が1年ほどしか残っていない状況で、日韓関係の悪化が続けば日本が韓国政府の対北朝鮮政策に否定的な状況が続く可能性がある」との懸念があるという。

しかし、記事は「韓国政府が最近、歴史問題と日韓間の実質的協力を分けて考えるツートラックアプローチを行っているにもかかわらず、日韓関係は一向に改善する気配がない」と指摘。韓国外交部当局者も「今のところ、日韓の高官や実務者による協議の予定はない」と話している。ある専門家は「文大統領の三一節(独立運動記念日)のメッセージと、それに対する日本の反応が今後の日韓関係の重要な変曲点となる」と話しているという。

これに韓国のネットユーザーからは「日本と良い関係を築いたところで韓国が得することは何もない」「日韓関係において韓国が先に折れてはいけない」「文政権は『二度と日本には負けない』と言っていたのに、負けたのか?」情けないという言葉しか出てこない。あんなに反日を叫んでいたのに」「日韓関係の重要さを訴えていた人たちを売国奴扱いしていたのに、いまさら方向転換?いつも北朝鮮のことしか考えていないのに、ピンチになると日本に歩み寄る韓国の本性を日本も見抜いているだろう」など、反発の声が続出している。

一方で「米国からの圧力を受けてのリップサービスだろう」「北朝鮮より日本との関係を優先するのは当然のことでは?」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)