※時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a94b745d59bfe933bfaaf8e071b39b7425c7fba7
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などは25日、ニューヨークのマンハッタン地区検察がトランプ前大統領の納税記録を含む財務記録を入手したと報じた。
トランプ氏側は記録の開示阻止を求めて法廷闘争を続けていたが、連邦最高裁が22日、訴えを退けていた。

検察当局が重要資料を手に入れたことで、トランプ氏の関連企業が絡む事件の捜査が本格化するとみられる。
トランプ氏は1月の議会襲撃事件をめぐる上院の弾劾裁判では無罪となったが、南部ジョージア州でも、昨年の大統領選の票集計に関し
州政府高官に圧力を加えた疑いで捜査対象になっている。

財務記録は、最高裁決定の数時間後に検察に渡ったという。
検察は、トランプ氏や一族の運営する企業「トランプ・オーガニゼーション」が、銀行から融資を受けたり、税制上の優遇措置を得たりするために
保有資産の価値をつり上げるなどの操作を行っていた疑いがあるとして、銀行詐欺容疑での立件も視野に捜査を進めている。