新型コロナウイルス禍で働き方が変わり、スーツが売れなくなった百貨店が、紳士服売り場に新手のテナントを入れ始めた。男性向け化粧品のコーナーを新設したり、伸び盛りの中国の紳士服ブランドを誘致したり。これまでとは違った発想で、売り場のにぎわいを取り戻そうと狙う。

 「いかに化粧をしていないように見せるか、がコツです」

 そごう横浜店(横浜市)の紳士服売り場に26日、男性向けの化粧品やスキンケア用品を取り扱う「メンズビューティー」のコーナーが新設された。「シミを隠したい」など、それぞれの悩みや要望に応じて、販売員がアドバイスする。

 ファンデーションや化粧水、香…(以下有料版で、残り792文字)

朝日新聞 2021/2/27 6:00
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