厚生労働省が27日までに発表した新型コロナウイルス感染状況の指標によると、病床の逼迫度を示す確保想定病床の使用率は、月末までで緊急事態宣言が解除される岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の6府県を含む計20都道府県が「ステージ3」(感染急増)相当以上で、医療提供体制は依然厳しい状況が続く。

 厚労省が26日に指標を発表。病床の使用率は23日時点のデータで、埼玉、千葉の2県で50%以上の「ステージ4」(爆発的感染拡大)相当だった。

 確保想定病床の使用率が20%以上のステージ3相当だったのは、宣言が解除される6府県に加え、東京や沖縄など計18都道府県。人口10万人当たりの療養者数は、千葉と東京のみが25人以上のステージ4相当だった。1週間の新規感染者数の前週比は首都圏の1都3県などで1を下回っている。

産経新聞 2021.2.27 20:06
https://www.sankei.com/life/news/210227/lif2102270029-n1.html