新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を全面解除した後、政府が東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会などに出場する海外選手の入国を特例で認めることを検討している。1日、政府関係者が明らかにした。

 政府は現在、感染力が強い変異株の感染拡大などを理由に、全ての国・地域からの外国人の新規入国を停止している。家族が日本にいる場合などは「特段の事情」として入国を認めており、同様の特例として受け入れを調整している。

 本番時の運営を確認するテスト大会は4月に再開予定で、4月18〜23日の飛び込みワールドカップ(W杯)や5月1〜4日のアーティスティックスイミングの五輪最終予選には海外選手が出場を予定している。他にもサッカーW杯アジア2次予選のモンゴル戦が3月30日に千葉県で予定されている。

 入国に際しては外出を宿泊先と競技会場との往復に制限し、専用車で移動することなどを条件に、14日間の待機措置の免除も検討している。海外選手の入国を巡っては昨年11月に同様の条件で待機措置の免除が導入されたが、コロナの変異株の出現で入国自体が昨年12月から段階的に停止となっている。

3/1(月) 16:50  毎日新聞
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