静岡県島田市固有のサクラの変異種とされる「帯桜おびざくら」の木が今年も、市役所駐車場わきで枝いっぱいに見事な花を咲かせている。

帯桜は早咲きで、花びらが開いたり閉じたりしながら長く咲き続け、次第にピンク色を濃くしていくのが特徴だ。市役所には、市制30周年を記念して1978年に植樹され、高さ約7メートル、枝張り約12メートルまで成長した。

毎年、楽しみにする市民も多く、1日に訪れた近くの主婦(71)は「この木の花が咲くと、春の訪れを実感する」と話していた。

https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210302-OYT1I50022-1.jpg
花を咲かせた帯桜(1日、島田市役所駐車場で)

2021/03/02 13:56
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210302-OYT1T50084/