事件は、3月2日夜8時半、英国のロンドン・ユーストン駅で発生した。

午後9時発、マンチェスター行き特急電車「アヴァンティ・ウェスト・コースト」先頭車両の屋根の上に丸まったトラ猫が発見された。困ったことに、その無賃乗車の客は、電車から降りることを断固拒否。

英「ガーディアン」紙の報道によれば、ほかの乗客はいたしかたなく代わりの電車に移され、多少の遅れをもって出発したという。

駅職員は当該電車の運転を停止し、2万5000ボルトの電気が流れる架線すれすれの危険な場所にいた猫に、なんとか降りてもらおうと説得を試みた。だが、おびえた猫は、なかなか降りようとしない。

最終的に、プラットフォームにあったゴミ箱を車両にくっつけ、特別なプラットフォームを用意したところ、ようやく降車を決意したらしい。

2時間半におよぶ手に汗握るドラマにも肉球には汗をかかなかったのか、トラ猫は「大足を振って」夜の闇に消えていったと、ある駅職員は証言している。

そもそもどうやってそんなところに登ったのかは、いまだ不明のもようだ。

https://courrier.jp/media/2021/03/05005806/Cat-sat-on-Avanti-West-Coast-Euston-to-Manchester-service-e1614841137391-1600x900.jpg
https://courrier.jp/media/2021/03/04220321/Cat-sat-on-Avanti-West-Coast-train-roof-Euston-625x833.jpg
https://courrier.jp/media/2021/03/04220317/Cat-walking-along-roof-of-Avanti-West-Coast-train-at-Euston-625x654.jpg

2021.3.4
https://courrier.jp/news/archives/235726/