東京都の小池百合子知事は5日、政府が新型コロナウイルス対策のため東京を含む首都圏の1都3県を対象とした緊急事態宣言を2週間延長し、今月21日までとしたことを受けて記者会見し、「これまで7日間平均を7割以下にということで、これを1つの目安にさまざまな取り組みを進めてきた。しかしながら、残念ながら現状は下げ止まりが継続している」と語った。

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 小池知事は「現在、緊急事態宣言中であるということ、都民のみなさんはいまも続いていることを認識されているのか」「改めて認識していただきたい。いまも緊急事態宣言中であるということ、そしてなんのためにそれをお願いしてきたのかということ。その目的はひとえに都民の命を守るためだ。そして医療従事者への負担を緩和するためだ。だからこそ、いま都民の心を一つにしてここで感染を抑えていきたい、そういう思いを大きく抱いている」と述べた。

緊急事態宣言、これまでの経緯は?
 政府は、感染が急拡大したことを受け、1月8日から東京を中心とした首都圏1都3県を対象に緊急事態宣言を発出した。その後、2月7日までを期限に大阪、愛知、福岡など7府県が追加された。

 しかし、この7日で解除となったのは栃木県だけ。政府は残りの10都府県の宣言は3月7日まで1か月間延長した。その後、感染状況や医療提供体制の指標が「ステージ4」を脱したとして、首都圏を除く6府県は2月末に前倒しして解除することを決定。新規感染者数の減少幅の鈍化や、医療提供体制のひっ迫が指摘された1都3県は3月7日に解除されるのか、再延長されるのか注目されていた。

3/5(金) 21:44
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