駅転落事故防止 つえの実証実験

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210305/5020008181.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

視覚障害者が駅のホームから転落する事故を防ごうと、
振動で危険を知らせるつえの実証実験が北九州市で行われました。

このつえは、福祉機器の研究や開発を行う東京のベンチャー企業と北九州市の九州工業大学が
共同で開発を進めていて、カメラ付きのめがねと一緒に使用します。
カメラが捉える映像の情報を基にホームのへりや段差などを検知し、1.5メートルから2メートル手前で
つえを振動させることで視覚障害者に危険を知らせる仕組みです。

5日、八幡西区の筑豊電鉄黒崎駅前駅で行われた実証実験では、九州工業大学の学生が
実際につえを使って歩き、振動の強さなどを確認しました。
開発した会社では、今後、視覚障害者にも使ってもらったうえで意見を取り入れながら
振動の強さなどについて検討し、来年3月までに製品化を目指すということです。

開発した「マリス creative design」の和田康宏社長は
「警告音だと気付きにくいという声があったので、確実に危険を伝えられる振動を使っています。
視覚障害者が安心して外出できるような機器にしていきたい」と話していました。

筑豊電鉄ではこれまでに視覚障害者の転落事故は起きていないということで、永尾亮二社長は
「私たちも不幸な転落事故は絶対起こしてはならないと思っています。
機器が実用化されることを期待しています」と話していました。

03/05 17:16